Young Women Writers

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女流作家青山七恵の芥川賞受賞作『ひとり日和』(2007年 )を研究しています。24歳で受賞した青山は、若い女性小説家(金原ひとみや島本理生も1983年生まれの文学賞受賞者)の流行の一人として考えられま す。作品『ひとり日和』では、若い主人公が東京に引っ越し、駅のホームのキオスクで働き、母親の知り合いである71歳の吟子の家に住んで、 生活しながら成長していきます。この本は、現在の日本の若者のフリーター生活や絶望感などをいきいきと描写しています。

青山はまた2009年に短篇「かけら」で川端康成文学賞の最年少の受賞者となり、 この若い女性(少女)達が文学賞のイメージを変えていく現象は興味深いと思います。

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年表:青山七恵

  • 1983年 (昭和58年) 埼玉県に生まれる
  • 2005年 (平成17年) 「窓の灯」で第42回文芸賞を受賞
  • 2007年 (平成19年) 『ひとり日和』で136回芥川賞を受賞
  • 2009年 (平成21年) 短篇「かけら」で最年少で川端康成文学賞受賞

外部リンク

[「女性作家の時代ようやく花開く」浦田憲治、日本経済新聞 2004年1月25日]:から

「年齢ばかりが注目され、どこが新しいのか、わからない」。先日の綿矢りささん(19)と金原ひとみさん(20)の芥川賞最年少受賞に対し、こんな声が出ている。…

今回の受賞作とこれらの優劣を即論じることはできないが、若い女性二人が、初めて同時受賞した意義は大きいといえる。よしもとばなな、山田詠美ら人気作家が築いてきた「女性作家の時代」がようやく花開いたのだから。この二作を芥川賞史上衝撃的な作品とみるよりも、若い女性作家のレベル向上の成果と受げ止めたい。

“Just 20, She Captures Altered Japan in a Debut Novel” (NY Times, 3/27/04)

Post Akutagawa Prize interview with Kanehara Hitomi
金原ひとみの芥川賞受賞者インタビュー


Entry contributed by Rachel DiNitto